Vol.1 高山 都(女優・モデル)

Vol.1 高山 都(女優・モデル)

忙しい朝、欠かせない一杯をスタンレーのボトルで。

モデルとしてはもちろんのこと、食を大切にした暮らしぶりやフルマラソンに挑戦するアクティブな一面など、そのライフスタイルが多くの女性たちの支持を集める高山都さん。心も体も健やかな暮らしを送る彼女の朝は決まって、コーヒーを飲むことから始まる。

「毎朝必ず自分でコーヒーを淹れています。家でゆっくり飲めるのが一番なんですが、撮影のある日は早朝集合で、時間がないことが多くて。そんな時は家を出る時にマイボトルに入れて、ロケバスで飲んだり、現場に着いてから飲んだりすることもあります。家から持ってきた自分好みの味わいだと、やっぱり心が落ち着くんですよね。仕事のモチベーションもあがります」

普段使いのマイボトルとして愛用しているのが「真空ワンハンドマグ(0.47L)」。片手で飲めるプッシュボタン式が便利なボトルだ。

「ドライブ中や別の作業をしている時に飲むこともあるので、片手でサッと飲める手軽さがすごく気に入っています。あとは、サイズ感もちょうど良い。特に暑い日だと、冷たい飲み物をごくごく一気に飲みたくなるので、よくある300mlだと足りなくて。470mlというのが、私にとっては1日でちょうど飲み切れる量なんですよね。他にも、掃除しやすいのも嬉しいところ! 蓋が簡単に取り外しできるので、きちんと洗えてちゃんと乾かせる。重宝しています」

一方で、高山さんにとって機能面と同じくらい大切なのが、デザイン性。毎日使うものだからこそ、自分好みのものを選びたい。

「私は無骨な佇まいのものが好きなので、スタンレーのデザインがすごく好み。キーカラーの、少しくすんだ緑色もいいですよね。自分の普段の洋服やカバンにもごく自然にフィットするので、持っているだけで気分が上がります」

キャンプでは、冷えたナチュラルワインを夜のお供に。

「日常から離れて、自然の中でゆったり過ごす時間が、日々の癒しになっています」。そう話す高山さん。最近の週末の楽しみは、家族や友人たちと連れ立って出かけるアウトドアだ。

「先日も、静岡の御殿場や山梨の西湖のあたりでキャンプをしました。泊まりがけでなくても、デイキャンプや山登りに行くこともあります。何をするわけでもないんですが、ただしゃべったり、焚き火を眺めながらぼーっとしたりしていますね」

束の間のレジャーの際に重宝するのが、1Lのクラシック真空ボトル。大容量ながらも持ち運びのしやすいグリップ付きで、スタンレーの代表作のひとつだ。3ヶ月ほど前から、高山さんのキャンプギアの仲間入りを果たした。

「何人かでドリンクをシェアできるような大きめのボトルが欲しいなと思い、買ったのがスタンレーの真空ボトルです。コーヒーやお茶を持っていくこともあるんですが、この前入れたのは白ワイン。もともとナチュラルワインが好きで、家でもよく飲んでいるんですが、最近は泊まりでのキャンプの時にも欠かさず持っていっています。ご飯を作っている時や焚き火を囲んでいる時間に、ワインを飲むのが至福なんですよね。特に暑くなるこれからの季節は冷えたものを飲みたいので、このボトルが重宝する。酒飲みの使い方で、すみません(笑)」

ワインと共に過ごす楽しいひととき。おつまみにこだわるのも、食を大切にする料理上手な高山さんならでは。

「この間作ったのは、トマトのすき焼きです。トマトと牛肉、ニンニク、玉ねぎを、市販のちょっと美味しいすき焼きのタレで煮込んで、仕上げにバターを乗せるだけ。トマトがくたくたになってものすごく美味しいんです。夜はワインのお供にして、残ったら次の日の朝にパンにつけて食べても最高。簡単にできて見栄えも良く、お子さんでも食べられる味わいなのでとってもオススメですよ」

こんなふうに、キャンプでの料理も存分に楽しむ高山さん。今度はウォータージャグを使ってみたいのだとか。

「水を入れておいて、使いたい時に使いたい量だけワンプッシュで出せるので、おそらく格段に料理がしやすくなりますよね。今は2Lのペットボトルを持っていって使っているのですが、自然の中にいると、プラスチックってなんとなく悪目立ちしてしまって。私自身、エコへの意識はさほど高いわけではないんですが、普段使うものを変えて、それが少しでも環境に良くなったらやっぱりそれは嬉しい。持って帰ることができて、洗えて、何回でも使える。できるだけそういうものを選びたいです」

選びたいのは、長く使い続けられる普遍的なもの。

日常において、あるいはアウトドアシーンにおいて、スタンレーの中でも1913年の創業以来続くクラシックなシリーズを愛用する高山さん。そこには、彼女のもの選びへの考え方が色濃く表れている。

「流行りを取り入れたものよりも、名品と呼ばれるような、何年経っても褪せない魅力があるものが好きなんです。普遍的なものならば、自分が使い続けるのはもちろん、仮に手放すことになったとしてもセカンドオーナーのもとで幸せになれるはず。例えば、自分がフリーマーケットに出品した洋服を買ってくれた方が、次のイベントで着てきてくれたりするとすごく嬉しいんです。洋服に対して、お嫁に行ってよかったねって感情移入してしまいます(笑)」

捨てることなく、長く使い継いでいけるものを選ぶ。その価値観は、30歳になった頃、ひょんなきっかけで古民家に住んだ経験が大いに影響しているのだとか。

「確かにそれまで住んでいた新築の家よりは不便だったんですが、限られた中でどうやったら楽しく住めるかを考えるのがすごく楽しくて。そして、長い歴史を刻んできた古い家だと、その空間に置くものもやっぱり本質的なものを選びたくなる。土っぽい質感の中では、流行りの、キラキラしたものやプラスチックのものがあると、どこか浮いてしまうんですよ。この家に住んで以来、自分のもの選びの軸がガラッと変わったような気がしています」

現在、彼女が暮らしているのも、築50年を数えるヴィンテージマンション。空間がもつ古さゆえの味わいを残しながら、使いづらいところは手直しし、リノベーションをしながら自ら住み心地の良い環境を作り上げている。

「家のものも、どんなに頑丈でも使い続けると変化するし弱っていく。でも、長く使っていくことで初めて生まれる味わいや湧く愛着があると思うんです。スタンレーは、デザインも機能も普遍的な商品を通じて、時代を超えて愛されてきたブランドであることに共感しています。手入れをしながら、大切に使い続けたいですね」

高山都
たかやま・みやこ/1982年生まれ。モデル、女優、ラジオパーソナリティーなど幅広く活動。趣味は料理とマラソン。「#みやれゴハン」として料理やうつわなどを紹介するインスタグラムが人気。 趣味のマラソンでは、横浜マラソン2016を3時間41分で完走の記録を持っている。著書『高山都の美食姿』(双葉社刊)シリーズ1〜4も好評発売中。

Instagram:@miyare38(https://www.instagram.com/miyare38/

Photo:Shinsaku Yasujima
Text:Emi Fukushima
Edit:Jun Nakada